ミノキシジルタブレットの副作用って?その効果とリスクとは

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薄毛は見た目や印象を大きく左右します。
そのため、「1日でも早く薄毛状態を改善したい」「できるだけ早く効果の出る治療薬を使いたい」と思う方は多くいらっしゃいます。
そういった要望に応えうる効果があるとして人気なのが「ミノキシジルタブレット」です。
内服薬であることから、外用タイプのミノキシジルよりも高い治療効果ができるとして多くの患者さんから支持を受けています。
しかし、その一方で副作用のリスクを考慮して積極的な処方を実施していないクリニックが存在しているのも事実です。
今回はミノキシジルタブレットの副作用に焦点を当てて解説していきます。
ミノキシジルで薄毛治療を行ってる方、ミノキシジルタブレットの使用を検討している方はぜひチェックしてみてください。

医師の判断が分かれるミノキシジルタブレット

ミノキシジルタブレットの処方について考える医師

ミノキシジルには外用薬とタブレットの2種類の剤型があります。

ミノキシジル外用薬はローションタイプのミノキシジルを頭皮に直接塗布するタイプで、有名なものとして大正製薬から発売されているリアップシリーズがあります。

方、ミノキシジルタブレットはミノキシジルの錠剤を内服することによって薬効が発揮されます。

外用薬と内服薬の一番の違いは薬が作用する場所にあります。一般に外用薬は局所作用を目的として製造されており、薬を塗布した部位においてのみその作用が現れます。

これに対して、内服薬は消化管から吸収された薬が血流にのって全身に移行するため、あらゆる部位においてその作用が発現する可能性があります。

したがって、内服薬では強い効果が期待できる反面で、全身性の副作用が生じる危険性もあり外用薬と比べてリスクの高い位置づけとなります。

これはミノキシジルについても同様です。ミノキシジルタブレットは外用薬と比べて全身性の強い副作用が発生するリスクが高いため、薄毛治療においては外用薬を用いることの方が一般的となっています。

しかし、クリニックによっては、重度の薄毛の患者さんやミノキシジル外用薬では効果を実感できないという患者さんに対してミノキシジルタブレットを処方するところもあります。

この辺りの判断は医師によってまちまちです。
強い効果を期待するためには多少の副作用はやむを得ないと考える医師もいれば、患者さんの安全面を最優先するためにミノキシジルタブレットは処方しないという方針の医師もいます

また、普段は内服薬は処方しないが、患者さんが強く希望する場合だけ例外的に処方するという医師もいます。

頑なにタブレットの処方を拒んでいると、患者さんが個人輸入などの手段によって勝手に服用を始めてしまう危険性があり、そうした事態を招くよりは医師の監督下で正しく服用させるほうがはるかに安全だからだそうです。

このようにミノキシジルタブレットに対する考え方は医師によって様々であることを念頭に入れておき、クリニック選びの際にはこうした医師の治療方針もチェックすると良いでしょう。

ミノキシジルタブレットによる副作用症状とは

多毛症のイメージ

ミノキシジルタブレットは全身に作用するため、副作用については特に注意が必要となります。
現在、ミノキシジルタブレットでは以下の副作用が報告されています。

ミノキシジルタブレットによる副作用

○多毛症
○血圧低下
○頭痛、めまい、動悸、息切れ
○多臓器不全
○ED(勃起不全)・性欲減退
○赤ら顔、皮膚の潮紅
○初期脱毛
○吐き気、嘔吐
○浮腫・体液貯留
○心膜炎
○心膜液貯留
○心タンポナーデ
○狭心症
○心電図異常
○胸部圧痛
○白血球減少
○血小板減少
○貧血
○高カリウム血症
○発疹
○スティーブンジョンソン症候群
○中毒性表皮壊死症(TEN)
○水疱症

多くの服用が報告されていますが、特に頻度が高いと言われているものは、動悸、息切れ、頻脈、低血圧、多毛症などです。

ミノキシジルはもともと降圧剤として開発された薬のため、全身の血管を拡張させる働きがあります。このため、頭部の血管が拡張することにより周りの神経が圧迫されて頭痛が生じる可能性があります。

また、全身の血管が拡張することにより血圧が低下すると、血圧を元に戻すために交感神経が興奮します。これによって心臓の動きが活発になり動悸や頻脈を起こすことがあります。

こうした副作用は特に服用初期に見られることが多いと言われています。ミノキシジルの作用に体が過剰に反応してしまうためです。しかし、服用を続けているうちに体が次第に慣れてくるため、徐々に症状が治まってくる場合がほとんどです。

女性は副作用の「多毛症」に注意を

多毛症はミノキシジルタブレット服用者で最も多く報告されている副作用です。

ミノキシジルは頭皮以外の体毛にも作用するため、ミノキシジルタブレット服用により、様々な部位で意図しない発毛が起こる可能性があります。

特に顔面周囲に現れやすいと言われており、髭、もみあげ、まつ毛、眉毛、鼻毛、耳毛など様々な部分の毛の伸張が促進されることがあります。

また、顔面以外にも手の甲、指、腕、太もも、スネ、陰部など全身の体毛が濃くなることもあります。

こうした副作用は女性では特に気になるものですので、女性でミノキシジルタブレットの服用を検討されている方は、事前に良く医師と相談することをお勧めします。

ミノキシジルとミノキシジルタブレットどちらを選ぶべきか

薄毛治療薬を服用するイメージ

それでは、ミノキシジル外用薬とミノキシジルタブレット、どちらを選ぶのがよいのでしょうか?
この疑問にお答えするために、それぞれの剤型のメリットとデメリットについて説明いたします。

ミノキシジル外用薬のメリット・デメリット

ミノキシジル外用薬の一番のメリットは安全性の高さにあります。

局所作用を有するため、有効成分のほとんどが頭皮に直接作用し、全身への移行量はタブレットと比べて著しく低下します。

このため、ミノキシジルタブレットのような全身性の副作用が起こる可能性は低く、比較的安心して用いることができます。

ミノキシジル外用薬はリアップシリーズとして市販されており、薬局やドラッグストアでも手軽に購入することもできます。したがって、忙しくてクリニックを受診する暇が無いという方でも手軽に薄毛治療を開始することができます。

反対にミノキシジル外用薬のデメリットはタブレットと比較して効果が弱いことです。外用薬という性質上、内服薬に比べて吸収率が低く、そこまで強い効果は期待できないのが実情です。

人によっては使用しても薄毛の改善がみられないこともあります。

ミノキシジルタブレットのメリット・デメリット

ミノキシジルタブレットの一番のメリットはその効果の強さにあります。外用薬と比べて体内への吸収量が多く、作用時間も長くなるため強い発毛効果をもたらします。

このため重度の薄毛に悩んでいる方やミノキシジル外用薬では効果が見られないといった方にも用いることのできる切り札的存在となっています。

一方、ミノキシジルタブレットは副作用のリスクが大きなデメリットとなります。

ミノキシジルタブレットは効果発現までに半年以上の長期に渡って服用を続けるため、上述したような様々な全身性の副作用が発現する可能性があります。

副作用のために途中で服用を断念する事態も想定しておく必要があり、外用薬と比べてより慎重な判断が求められます。

どちらがお勧めか

このようにみてくるとミノキシジル外用薬とミノキシジルタブレットにはそれぞれ一長一短があり、個々の使用者の状況に合わせてより適切な剤型を選択することが大切だと言えます。

具体的には患者さんの年齢、性別、頭皮の状況、他の疾患の有無、併用薬の有無、副作用発生のリスクなどを考慮しながら慎重に選択すべきであり、一概にどちらが良いと結論づけることは難しいでしょう。

ただし一般論としては、多毛症の副作用を気にされる女性の方、血圧や心臓の治療を受けている方、ご高齢の方などは安全性の高いミノキシジル外用薬がおすすめと言えます。

反対に、多少の副作用が出ても強い発毛効果を希望する方、ミノキシジル外用薬では今一つ効果を実感できなかった方、現在治療中の病気などがなく健康な方にはミノキシジルタブレットを選択肢として検討することができます。

いずれにせよ、事前に医師としっかり相談し、副作用のリスクについて納得したうえで治療薬を選択することが大切であると言えます。

まとめ

今回は副作用に焦点を当ててミノキシジルタブレットについて解説しました。
ミノキシジルタブレットを使用するためには医師の診察が必要となりますが、現状では、クリニックによりミノキシジルタブレットの取り扱いについて判断が分かれているため、場合によっては自分がどのような治療を行いたいかを医師に伝える必要があります。
医師とコミュニケーションを取りつつ、AGAやFAGAびまん性脱毛症)等の薄毛治療を行いましょう。

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